自己実現

足るを知る」「向上心を持つ

人生とは、様々な要素が複雑に絡み合って構成されており、バランスが大切です。仕事や学業、家庭や趣味など、様々な要素がありますが、これらの要素のうち、一方に偏りがあると、全体的なバランスが崩れ、幸福感や満足感が低下してしまいます。

私が常日頃気をつけていることは、「足るを知る」と「向上心を持つ」のバランスです。

目次

バランスが大事

「足るを知る」と「向上心を持つ」という概念は、一見すると相反するものの、実は密接に関連しています。それぞれの概念が持つ意味を理解し、バランスを取ることが重要です。

「足るを知る」とは、自分が持つものや状況に満足し、強欲にならずに満足することを意味します。これは、物質的なものだけでなく、人間関係や自己肯定感など、様々な面においても適用されます。自分に足りないものに執着することで、不満やストレスがたまり、幸福感を得られなくなることがあります。

一方で、「向上心を持つ」とは、自分自身を高めるために努力し、成長し続けることを意味します。自分に課せられた仕事や課題を達成することに加え、自分自身を磨くために新しい知識やスキルを習得することも大切です。これによって、自分自身の可能性を広げ、より豊かな人生を送ることができます。

このように、二つの概念は補完的な関係にあります。一方が過剰になると、バランスが崩れ、ストレスや不満が生じる可能性があります。例えば、「足るを知る」だけに偏ってしまうと、自分の可能性に限界を感じ、何も変えずに満足してしまい、成長の機会を逃してしまうことがあります。逆に、「向上心を持つ」だけに偏ってしまうと、自分に過剰なプレッシャーやストレスをかけてしまい、精神的に疲弊してしまうことがあります。

学生時代の反省

私の中高生時代は、「向上心」のみに振れており中学は部活、高校は勉強の目標ばかりが高く目標達成のために他のことは犠牲にしてでも注力しなくてはという衝動に駆られていました。学校行事や友人関係など、もっとその時にしかできないことを楽しめばよかったと反省しています。

逆に大学時代は、「足るを知る」のみに振れていました。医学生という身分に甘んじて、進級さえすれば良いと遊び回っていました。授業の出席は友人に任せ、テストは一夜漬けで乗り切るなどしていたため、学問として身についたことは何もありませんでした。幸せではありましたが、一時的な快楽に耽ることなく、もっと勉強すればよかったと後悔しています。

どこでバランスを取るか自分で決める

自分自身が求めるバランスは人それぞれ異なるため、自分自身がどこでバランスを取るかを考えることが重要です。

例えば、自分自身が受験に打ち込んでいる時には、向上心を持ち、より高いレベルの解法や知識を身につけることで、より深い成長を得ることができます。しかし、同時に、受験に打ち込むことで得られる満足感や充実感にも気づき、足りると感じることも重要です。

また、仕事においても、自分自身の成長やスキルアップを目指すことは大切ですが、同時に、自分自身が持つスキルや才能を活かし、仕事を楽しみながら達成感を得ることも重要です。
まさに私は今、医師として知識、技術を磨いている最中ですが、「より多くの患者のために成長しなければならない」という使命感と、「今受け持っている患者を治療させていただいている」という充実感のバランスを大事にしています。

浪人生は

バランスを取ることは簡単ではありませんが、自分自身が大切にしていることを見極め、どこで足りると感じるかを理解することが大切です。

その上で、向上心を持ちながらも、自分自身が持つものや状況に感謝し、満足することで、幸福感や充実感を得ることができます。

最後に個人的な感想ですが、浪人する際は勉強のみに集中した方が良いです。

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