気づいたら2024年も半分が終わってしまいました。
ほぼ毎日元気に働いています。単純に仕事が忙しく、投稿すべきことがありませんでした。
目次
緑内障手術をたくさんやっています
専門医になり、自分の責任で執刀することが出来るようになりました。専門にしたい緑内障手術は、基本僕に回ってくるようになり、毎週何かしらの手術をしています。
網膜硝子体や白内障手術と違う緑内障手術の特徴は、術後管理がかなり重要という事だと思います。
特にトラベクレクトミーは、糸切り、Needlingのタイミングが術後長期のブレブ維持に重要と実感しています。私はまだ経験が浅いため、1日2回朝夕診察し、ブレブの状態をチェックするようにしています。
トラベクレクトミー(TLE)は少なくとも現在は間違いなく習得すべき手術ですが、近年は様々なMIGS機器が出てきており、中々TLEまで必要としない方が多いです。TLEは侵襲も大きいため、患者へのメリットを考えると基本的にはまずはMIGSから行います。特にここ数年はプリザーフロマイクロシャント(PFM)が使えるようになり、今のところPOAG患者にはかなり有効と報告されています。今まではTLEしないといけない人が、PFMで眼圧が維持できるのは素晴らしいですが、TLEの執刀経験が中々増えないことは悩ましいところです。
開業するか迷っています
緑内障は一生付き合っていく病気のため、自分のクリニックを持って、地域の患者の緑内障を責任もって治療していくことが一番やりがいがあると思っていました。
しかし緑内障手術で重症患者の眼圧を下降させることも同様に大事なことです。どうしてもクリニックでは緑内障手術患者を集めるのは限界がありますので、たくさん執刀するためには中核病院に勤務しクリニックからの紹介患者を集める必要があります。
経済的には、今の働き方でも困ることのない給料をいただけているため、自分のキャリアをどうするかはもう少し先延ばしにして今は目の前の患者と向き合うことに集中しようと思います。
7時間半睡眠にしました
手術中もっとも良い集中を維持するためには、これくらい睡眠を取らないといけないと実感したため、十分に寝るようにしています。外来をするだけなら6時間も取れば問題なくまわせるのですが、手術の際に五感をフルに使うためには7時間半が必要でした。短い睡眠でバリバリ働いている方は本当にすごいと思います。
なので趣味の受験勉強に割く時間がなくなってしまいました。老後の楽しみかな。。